神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2024年6月21日 エリアトップへ

日米友好の「シドモア桜」幸ケ谷小に植樹

教育

公開:2024年6月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
苗木に水をやる環境委員の児童たち
苗木に水をやる環境委員の児童たち

 「日米友好の象徴」と呼ばれる米国ワシントンから横浜に里帰りした桜から生まれた「シドモア桜」が6月15日、幸ケ谷小学校の校舎裏側花壇に植樹された。「シドモア桜の会横浜」から寄贈されたもの。

 同会は横浜全18区へのシドモア桜植樹を進めており、今回はその一環。同校の学習支援ボランティア「幸ケ谷共育倶楽部」の創立15周年も兼ねて、同団体を通じて学校に話があり、実現した。

 植樹式では関係者がシャベルとジョウロを手にし、苗木に水と土をかけた。シドモア桜の会横浜の梅本千晶代表理事は「皆さんで一緒に桜の成長を見守って頂けたら」と呼びかけた。

 今回は、ワシントン在住で日本を訪れる旅行者へのインバウンド事業を手掛ける、スコット・ギルマンさんが趣旨に賛同。説明板などの製作を支援した。ワシントンの桜を毎年楽しみにしているというギルマンさんは「植樹できて光栄。日本とアメリカ、横浜とワシントンのつながりを多くの人に伝えていきたい」と話した。

 同校環境委員の5・6年生も参加し、苗木に水を掛けた。5年生の女子児童は「入学する1年生が、この桜と一緒に記念写真を撮ってくれたらうれしい」と話した。

 シドモア桜の「シドモア」は、横浜外国人墓地に眠る米国人紀行家エリザ・R・シドモア(1856〜1928)が由来。有名なワシントンのポトマック河畔一帯の桜は、日本の桜の美しさに魅了された彼女が大統領夫人に桜の移植計画を持ち掛け実現したもので、横浜港から海を渡ったと言われている。1991年には同会の前身によってワシントンから里帰りの苗木が贈られ、シドモアの墓前に植えられた。この「里帰り桜」から生まれた苗が、シドモア桜として同会の手で市内各所に植樹されている。

同校児童らも駆けつけた
同校児童らも駆けつけた

神奈川区版のローカルニュース最新6

障害者などの専用駐車区画 横浜市が利用証交付

障害者などの専用駐車区画 横浜市が利用証交付

7月、パーキング・パーミット制度開始

6月29日

愛をテーマにコンサート

愛をテーマにコンサート

7月13日、横浜みなとみらいホール

6月29日

大日本プロレス選手が8・3六角橋商店街プロレスをPR

横浜市職員にボーナス支給 平均94万5千円

3Rと美化推進を称える

3Rと美化推進を称える

神奈川区から6人・2団体が受賞

6月28日

脱炭素化を「宣言」する中小企業募集

脱炭素化を「宣言」する中小企業募集

横浜市が新制度

6月28日

あっとほーむデスク

  • 6月6日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

  • 5月16日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook