■おすすめ本は・・・
『図説 本の歴史』
著者:樺山紘一 編
出版社:河出書房新社
出版年:2022年
■こんなお話です
電子書籍の普及率が40%にも上る昨今、本とは何か?という源流に遡るタイムリーな1冊を紹介します。
人類は、岩・石・粘土・骨・木・竹・金属に記録を残してきましたが、紙が発明された以降は、紙が長らく最強の記録の素材となっています。グーテンベルグによる活版印刷術で、これまで何カ月もかかって写してきた書物を早く大量に印刷できるようになりましたが、これは、本の歴史にとって画期的な出来事だったのです。
カラー写真・図版が豊富で巻子(かんす)と冊子・ヨーロッパ中世の写本・江戸の貸本屋さん等、項目別で様々な視点から本の歴史に迫っています。
この本の編者・樺山紘一氏は、印刷博物館の元館長。この博物館には、印刷された年代が記録に残る現存最古の印刷物である「百万塔陀羅尼」が所蔵されていますので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。
■おすすめの理由は・・・
横浜市立図書館では、令和3年から電子書籍サービスが開始され、様々な形態で読書が楽しめるようになりました。ここでは、本を手元に、世界中の本の歴史を楽しみながら知る旅に出かけましょう。
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