片倉三枚地域ケアプラザで9月7日、「ロバメイトフェスティバル」が開催された。
今年で7回目となった同イベントは、認知症についての正しい理解を啓発するためのもの。午前中に多目的ホールで開催されたのは、認知症サポーター養成講座。同講座の講師を務めるキャラバン・メイトからなる「おれんじろば」のメンバーが、認知症の症状や適切な接し方について解説した。ものを覚えられない、忘れやすくなるといった症状は治すことができない反面、認知症が原因で元気がなくなる、道が分からず迷子になるなどの課題は、周囲の家族や地域の支えで改善することができることなどを紹介。「認知症の人たちも感情は理解できる。失敗を叱られると落ち込むが、優しく笑顔で受け止めてもらえると嬉しくなる」と話した。
講義後には、5グループに分かれて参加者同士で意見を交換。「家族だからこそつい厳しくなってしまうが、穏やかに接したい」「思いやりや優しさは伝わるのが分かった」といった意見が上がった。
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