9月5日から14日にかけて、フィンランドのロバニエミで世界マスターズウエイトリフティング選手権(以下、世界マスターズ)が開催され、新子安在住の久保田秀敏さんが日本代表として出場。M50(満50〜54歳)の73kg級で銀メダルを獲得した。世界マスターズは35歳以上の年代別で世界最高峰の大会。今回の結果により、久保田さんのマスターズ国際大会で獲得したメダル数は通算11個となった。
長時間の移動による体重減や古傷の右腰痛が再発するなど、予定外のアクシデントが重なり試合前は不安でいっぱいだったと久保田さん。
試合当日も不調は続き、国内の試合では成功していたスナッチ90kgを失敗し、88kgで終わってしまう。更にクリーン&ジャーク種目のウォーミングアップで左足の痙攣が止まらなくなり、一時は床に座り込んでしまう事態に。
セコンドの助言で
しかしこのとき久保田さんのセコンドをしていた別カテゴリーの日本代表選手が、「あとの重量の設定は僕に任せてもらえますか?」と提案。
低めの重量を1回目と2回目で指定して100kgまで成功させ、その後今度は一気に10kgアップの110kgを指定して銀メダルを狙う作戦に変更。足の痙攣を緩和する時間も確保でき、久保田さんは3回目で見事に110kgを成功させ、銀メダルを獲得した。
「プレッシャーを乗り越えた自分を褒めたい一方、もっとうまく自分のメンタルや体調をコントロールすべきだったという課題も感じた」と久保田さん。次の目標は、12月に愛媛で開催される全日本マスターズ。来年の世界マスターズの選考会も兼ねており「M50カテゴリーのクリーン&ジャークで日本新記録121kgを成功させたい」と更なる挑戦を誓った。
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