「石川佳純47都道府県サンクスツアー in神奈川」が11月4日、横浜武道館=中区=で行われた。一般社団法人神奈川県卓球協会の設立100周年記念事業のメイン企画。当日は、同協会会長で元日本代表女子監督の近藤欽司さんとのトークショーや卓球教室、全員での連続ラリーなどが行われた。
石川さんは現役時代には、ロンドン・リオ・東京の五輪3大会連続で団体でのメダルを獲得。東京五輪では日本代表選手団の副主将も務めるなど、トップ選手として活躍した。昨年5月に現役引退を発表しラケットを置いた後は、同ツアーで全国各地を訪ね、卓球やスポーツの魅力を伝えている。今回の開催で33カ所目の訪問となった。
900人と交流
卓球教室では、県内の小・中・高校生と特別強化選手、レディース(40歳以上の女性愛好家)ら約80人に指導をした石川さん。1人1人の動作を見て、「常に前傾姿勢で」「ナイス」「ミスしても気にしないで」などと声をかけていた。参加者は「貴重な経験。今後の練習に生かしていきたい」「力の入れ方や身のこなしなど実際に見れて、ためになった」など、憧れの石川さんの言動を真剣なまなざしで見つめていた。石川さんは、質疑応答で大切にしている言葉を聞かれ、「自分や卓球に誠実に向き合うこと」と答えるなど、集まった約900人との交流を楽しんだ。
次の200周年に向けて、「卓球人口を増やすための環境づくりや全国で活躍できる選手の育成に力を入れたい」と語った近藤会長。「子どもから高齢者の方まで誰でも楽しめる生涯スポーツなので、卓球を通して豊かな人生を送ってほしい」と話した。
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