横浜翠嵐高校と横浜平沼高校の野球部OB同士による交流試合が11月10日、翠嵐高校グラウンドで行われた。今年創立110周年の翠嵐と、来年創立125周年を迎える平沼の両校が、周年記念事業の一環として今年・来年に実施する部活対抗戦「翠平戦(平翠戦)」の一環。
翠平戦は翠嵐の校舎焼失による平沼への間借りをきっかけに、1954年にスタート。以来1980年まで中断を除き25回開催された。
当初は東京五輪に合わせ2020年に復活する予定だったが、コロナ禍で白紙に。両校が節目を迎えるこのタイミングでの実施となった。
今年度は現役生徒がバスケ、硬式テニス、ハンドボール、剣道、サッカー、野球の各競技で対決。勝利校に勝ち点3が与えられ、年間の合計勝ち点を競う。
唯一、7イニング制でのOB戦も行われたのが野球対決。両校とも世代の異なるユニフォームに身を包み、時折小雨の降る曇り空の中、学生時代に戻り全力プレーを見せた。チーム最年長ながら翠嵐の先発投手を担い、3回からは捕手としてプレーした小嶋伸之さん(29回生)は「このグラウンドで30歳近く下の後輩たちとユニフォームを着てプレーできるのは良いですね」と話した。
試合は4対14で平沼OBが勝利。続いて午後に行われた現役戦では翠嵐が4対3で勝利した。
これにより翠嵐が勝ち点15、平沼が勝ち点6となり、テニス部対決の2試合を残し、今年度の翠嵐優勝が決まった。
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