新しい猫舎を紹介する山田会長
港北区篠原台町の県有地に施設を構えていた(公財)神奈川県動物愛護協会（山田佐代子会長＝人物風土記で紹介）の新施設がこのほど岸根公園近くに完成し、11月22日に移転する。
同協会は１９５８年に、当時の神奈川県知事の妻、内山登志子さんが知事公舎の庭園の一部だった同地に設立。以後、66年にわたり、飼育できなくなった犬猫等の保護や譲渡、併設する動物病院の運営などを行ってきた。２０２１年３月に同地の市への移譲を計画している県から退去要請を受け、移転を余儀なくされた。
移転には巨額の費用が掛かるため、山田会長は移転先の選定とともに資金繰りに奔走。１２００人以上が参加したクラウドファンディングや寄付で４０００万円超を集め、また約20年前に保護した猫の飼い主の巨額の遺産や、一個人からの６０００万円の寄付などにより無事に新施設が完成した。
山田会長は、「多くの皆様のご支援のおかげ。これからも末永く動物たちのために頑張る」と話す。
完成した新施設(上写真)と現在の施設
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