神奈川小学校6年2組は、11月12日と25日、「ハッピーグリーン祭り」を開催した。
総合学習の一環で、児童たちが企画したもの。コロナ禍もあり地域との交流の機会が減っていた中で、「これから神奈川小に入学してくる子どもたちや、日頃からお世話になっている地域の高齢者に感謝を伝えたい」と祭りの開催を決めた。2日間で近隣の保育園7園から来年度入学する5歳児を招待。また、神奈川地区民生委員・児童委員協議会の協力も得て、地域住民も来校した。
体育館で行われた祭りには、様々な”出店”が登場。手作りの射的、輪投げや福引き、魚釣りなどのコーナーが用意された。折り紙やキャラクターの塗り絵などの景品も用意されており、参加者はスタンプラリー形式で各コーナーを巡った。
プラごみリサイクルも
イベント名の「グリーン」には、エコの意味が込められている。クラスで企画を考える際に、祭りとエコの2案が浮上。そこで児童たちは「どちらも一緒にやってみよう」と、エコの要素を取り入れた祭りとなった。学校近辺の美化活動や各家庭から出たペットボトルなどを、ボウリングのピンや金魚すくいの魚として再利用。ゴミの分別について調べたグループは、分別クイズのコーナーも企画した。
そのほか、昔遊びのコーナーも用意され、児童や園児はけん玉やお手玉に挑戦。手慣れた手つきの高齢者に教えてもらいながら、交流を深めていた。園児たちは、「好きなキャラクターの塗り絵が当たった」「射的で的を倒せて嬉しい」とにっこり。地域から参加した女性も「自分が小さい頃の昔に戻ったようで、とても楽しい祭りだった」と振り返った。
最後は、6年生によるソーラン節のパフォーマンスで大団円。体育館には大きな拍手の音が響いた。イベントを企画した児童たちは「準備や考えるのは大変だったけど、笑顔を見ることができて嬉しかった」と充実した表情を見せた。
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