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神奈川区版 公開:2025年1月16日 エリアトップへ

ホルドナ(株) 快適雨具で子育て応援 母親メンバーが商品開発

社会

公開:2025年1月16日

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かっぱっぱを手にする和田さん
かっぱっぱを手にする和田さん

 子育てママの視点を生かした商品などを開発・販売するホルドナ株式会社(和田美香代表)=六角橋=は、子どもが簡単に着用できるレインコート「かっぱっぱ」の第2弾を発表した。現在、より多くの人に届けるためのクラウドファンディングを実施している。

着脱容易なカッパ

 かっぱっぱは、主に児童を対象としたレインコート。ランドセルを背負ったまま着られる高い防水性能に加え、ランドセルの上に取り付けられる収納ポーチから簡単に取り出して着用できる利便性を備えている。自身の息子が幼少期に、着用の手間が面倒でカッパを着ずに濡れて下校したことを受けて考案。2020年に第1弾が商品化された。「面倒と感じると、どうしても子どもはやりたがらない。安心と簡単を両立させて、通学時の子どもの安心・安全を守りたい」と和田さんは話す。

 手や視界が制限され、風に煽られるリスクもある傘よりも、登下校時などにはレインコートを使用する機会も多く、第1弾の発売後には、「着やすいからこれなら着たい」「持ち運びも簡単で子どもに持たせやすい」といった好評の声が届いた。一方で1サイズ展開だったことから、園児や体の小さい児童向けのサイズを求めるニーズも高まり、今回は新たにSサイズを開発。従来のMサイズと異なり袖がないため、園児や低学年児童でも着脱が簡単になっている。また両サイズとも、前あき部分がボタンだけだったものから、ボタンと面ファスナーの併用に。ボタンを留めずにファスナーだけでも十分に機能するため、子どもだけでの着用時の”うっかり”にも、しっかり備えている。

 素材にもこだわり、防水性に加えて抗菌防臭機能も。また耐久性にも優れ一点物として小学校6年間で使うことができるという。今春からは、回収・リユースサービスもスタート予定。成長に伴い不要になったレインコートを回収し再販売し、地域で循環させていく。機能に遜色はないが傷がついたものなどは、災害時の備品などとしての寄付も行う。

クラファン実施中

 一方で主婦を中心とした団体のため、在庫の確保が大きな課題。購入を希望する人がいてもなかなか届けられないこともあったという。そこでクラウドファンディングを開始。集まった資金は製造や販路拡大に活用していく。1口千円からで、返礼で収納ポーチやレインコートが提供されるプランも。「子どもたちの安全や子育て世代の応援のため、ぜひご協力ください」と和田さんは話す。1月30日締め切り。

▲クラウドファンディングのページ
▲クラウドファンディングのページ

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