横浜創英高サッカー部 初の全国大会へ 創部12年目での快挙
第51回県高校総合体育大会兼全国高校総合体育大会サッカー大会がこのほど行われ、横浜創英高校(下山田伸一郎校長=西大口)が準優勝し、初めてインターハイへの切符を手に入れた。初戦は8月2日、近畿大附属(大阪府)対成立学園(東京都)の勝者と対戦する。
同校サッカー部は男女共学になった2002年に創部。桐光学園時代にサッカー元日本代表・中村俊輔氏とプレーした宮澤崇史監督の指導のもと、約80人の部員が汗を流している。全国への切符を手にし、宮澤監督は「非常に感動している」と話し、キャプテンの若杉崚さん(3年)は「正直全国に行けるとは思っていなかったので驚いているが、メンバー以外の仲間たちなどの支えがあって準優勝することができた」と喜びを語った。
1次予選からの挑戦
2年前の県ベスト8が最高順位の同部。今回の県予選も1次ブロック予選からの挑戦という厳しい条件の中で勝ち上がった。2次予選も1回戦・2回戦・準々決勝でPK戦までもつれ込む展開となった。
準決勝は、2つの県代表枠に入ることができる大一番。慶應義塾相手に1-1で前半を終え、ハーフタイムで宮澤監督は「相手は関係ない。強い気持ちを持って自分たちのプレーに集中しよう」と喝を入れた。すると、後半残り20分になってもメンバーの運動量は落ちず、残り10分で2点を追加し、全国出場を決めた。決勝では麻布大附属淵野辺を相手に2―5で惜敗したが、宮澤監督は「2位代表であることは部員に自覚してほしいが、いきなり1位代表で全国に行くよりはよかったのかもしれない」と総括した。
特長生かし初戦突破へ
チームの特長を「経験がない分、指導をそのままプレーに表現できるところ」と宮澤監督。普段の練習はゲーム形式にこだわり、その中で基本の動きや判断力を磨いている。「過去2年、神奈川2位代表が全国優勝しているので続きたい」と若杉さん。ストライカーの森村公亮さん(FW・3年)とゲームキャプテンの吉見和馬さん(DF・3年)を中心に、素早いパス回しによる全員のチームワークで、まずは初戦突破を目指す。
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