六角橋商店街「あけ/たて」で台湾茶のいれ方講習会を行う 浅賀 智恵さん 白幡向町在住 46歳
台湾茶に魅せられて
○…「台湾のおいしいお茶を、手軽に楽しんでもらいたい」。中国茶というと、小さな茶器で手間暇かけて楽しむ功夫茶のイメージが強いが、各地で講師を務める台湾茶のイベントでは、家庭にある道具を使ったいれ方を教えている。「一番のポイントは温度。高温でいれた台湾茶はとても香り高く、初めて飲んだ人は驚きます」。11月15日に行われる「あけ/たて」の講習会では、「七つのコツ」を伝授する。
○…静岡県西伊豆で生まれ育った。「近くにきれいな海はあったが、大会に向けてひたすらプールで泳いだ。地元では敵なしだった」と少女時代を振り返る。本も好きで、SFや少女マンガを夢中になって読み漁った。高校では弓道部に所属し、二段の腕前。お茶どころで育った父からは、日本茶の目利きを仕込まれた。「幼い頃に学んだ知識が、今の仕事に役立っているかもしれない」
○…大学入学とともに上京。経営学を専攻していたが、「学業そっちのけでライブハウス『新宿LOFT』に通い、売れないバンドを応援していた」と笑う。卒業後は、好きな商品を扱えることに魅力を感じ、東急ハンズに就職。台湾茶との出会いは15年前。旅行で訪れた台北の土産屋だった。「大きな急須に大きなヤカンで熱湯が注がれると、それまで知らなかったお茶のいい香りがした」。これで台湾茶のとりことなり、中国茶の教室に通い、鑑定士の資格も取得した。
○…12年前に中華街で働きだしたのを機に、横浜へやってきた。「六角橋商店街は、台北と同じように昭和の懐かしさを感じる」。趣味は東日本大震災後に始めたランニング。週2回、約5Kmを走り体力をつけている。飼っているウサギから命名したネットショップ「棗(なつめ)茶房」を、約1年前に立ち上げた。「台湾茶は、コツをつかめば難しくありません。講習会で体感してください」。大好きな台湾茶の普及に努める毎日だ。
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