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脳神経外科併設フィットネス 区内初 「未病」に医学的アプローチ 医師らが運動プラン作成
神奈川区では初となる、医療法42条施設「メディカルフィットネスAAA(トリプルエー)」が昨年9月、東神奈川にオープンした。
同施設は、ロコモティブシンドロームや認知症の予防、健康寿命を延ばすことを目的に、”頭と体の若返り”を図るための運動ができる「医療版フィットネスクラブ」だ。筋力トレーニングなどを中心とした一般的なフィットネスクラブとは異なり、脳神経外科専門医が運営する「神奈川脳神経外科クリニック」併設の施設となっている。
頭と体を若返り
同クリニックの高宮至昭院長は「神奈川県は発症前の”未病”を治す取り組みを積極的に進めています。そこで、医療の専門家である私たちは”予防医学”に基づいた運動療法を提案しようと、アンチエイジングアスレチック『AAA』を開設しました」と話す。
同施設は、一人ひとりの疾病や身体の状況を血液検査や内臓脂肪CT、カウンセリングを通じて把握し、高宮院長をはじめ、理学療法士の高橋秀典施設長や健康運動指導士などが運動プログラムを作成。体力レベルに合わせて最先端の運動機器やスタジオでのレッスンなどを組み合わせ、筋肉や関節の柔軟性を取り戻す「動きやすい身体づくり」をサポートする。医学的な処置が必要な場合は、併設クリニックでの受診が可能だ。
頭と体を若返らせ、健康寿命を延ばすために同施設が柱としているのが、〈運動機能の改善〉〈メタボの改善〉〈認知症予防〉〈姿勢の改善〉だ。ロコモやメタボの人、認知症が心配な人や前段階といわれるMCI(軽度認知障害)の人などを対象とし、高橋施設長は「単なる予防医学だけでなく、既に病気をお持ちの方の進行予防を図ることができます。お気軽にご相談ください」と話している。
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