神奈川大学(男女共同参画推進室・就職課)とスリール株式会社(堀江敦子代表)はこのほど、これから就職を控える学生に向けて、共働きの家庭で子育てを経験する「ワーク&ライフ・インターンプログラム」を実施した。学生らは共働きで子育てを行う家庭を訪問。保育園の迎えや食事など子育てを体験し、保護者などから話しを聞くことで、「自らのキャリアを考えるきっかけとなった」と話す。
スリール株式会社は、「自分らしいワーク&ライフの実現」をテーマに共働きしている子育て家庭と学生を結びつけ、家庭内インターシップ事業を実施している。神奈川大学人間科学部で「ワーク・ライフ・バランスとバーンアウト」をテーマに研究する荻野佳代子教授が、スリール株式会社を外部講師に招いたことをきっかけに交流がスタート。この度、荻野教授が同社と就職課などを引き合わせ、共同企画のインターンシップが実現した。
インターシップには、書類選考で選ばれた8人の学生(2年〜3年)が参加。横浜市の協力で「よこはまグッドバランス賞」認定企業による「ワーク&ライフ」の取り組み紹介などをしながら、事前の研修を受け1人2日間の家庭内インターンを行った。
「就職の視野広げたい」
8人の学生は、職種、業務内容に重点を置くだけの就職活動ではなく、生活の部分もイメージしながら考えられるインターシップに興味を持ち参加。2日間にわたる家庭内のインターンでは、保育園の迎えや食事、子どもとのふれあいなどを実践。保護者に共働きで生活する大変さや楽しさ、工夫していることなどをヒアリングした。
このプログラムに参加した人間科学部3年の里見悠希さんは「インターンを通して、社会人になって自分が生活している姿をイメージができたので、より身近に就職のことが考えられるようになった。ただ就職場所を探すのではなく、自ら思い描くプランを実現できるように過ごしていきたい」と感想を述べた。
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