神奈川警察署(須藤正彦署長)は7月20日、遠隔操作で無人飛行できる「ドローン」を使った災害救助訓練を山内埠頭で行った。
この訓練は昨年、大規模災害の際にドローンを使って救助活動を支援する協定を結んだ、(株)NB建設と(株)日本サーキットとの連携強化を図るために行われた。
神奈川警察署と2企業の社員など総勢20人が参加。大規模地震が起こり、津波が押し寄せてきたことを想定してドローン2機を飛ばした。カメラ付きドローン(直径350mm)が空撮した映像はリアルタイムでTVモニターに映し出され、次いで拡声器と浮き輪を搭載したドローン(直径950mm)が飛び立ち、取り残された市民を避難誘導する訓練を行った。
全国的に大規模災害が後を絶たない中、災害時救助訓練は不可欠となっている。須藤署長は「ドローンの有効性が分かった。ただし、安全面の配慮も必要。万が一に備え、今後も訓練を続けていく」と話した。
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