新年度横浜市予算案 市政報告 市民要望が一歩前進 日本共産党横浜市会議員 宇佐美さやか
横浜市の2019年度の一般会計は1兆7615億円で前年度比2%のプラス予算です。
日本共産党横浜市会議員団は、昨年9月に594項目の予算要望を林市長に提出。市長には、特に市民のくらし応援や防災を重視するよう強く要望しました。今回の予算案の中で実現した施策を紹介します。
防災・減災対策の強化
地震による倒壊を防ぐため、ブロック塀の撤去・軽量フェンスの新設に857か所分として4億1千万円を計上。また、発災時に避難所となる地域防災拠点の備蓄食料品や資機材等を充実・更新する予算も1億4千万円から3億4千万円に増額。地震や風水害時などに緊急情報を伝える防災スピーカーは前年度8千万円から1億9千万円となり42基増設します。
子育て支援
保育所待機児童解消として受入定員を2199人分拡大。また、19年度中に全ての学童クラブが設置基準・耐震基準を達成するために分割・移転支援対策を拡充。4月からは、小児医療費助成(通院)の対象が現行の小学6年生から中学3年生まで拡大されます。
介護・高齢者分野
介護の仕事を担う方の定着と増やすための予算を前年度比2・4倍に増額し2億8千万円計上。また、特別養護老人ホームは前年度280人分に対し、新年度は499人分を着工します。敬老パスは、バス事業者への補助金を5億4千万円増やし、値上げすることなく高齢者の増に対応。
中小企業支援・平和事業
市制度融資として小規模事業者向け融資枠230億円分を用意し、小規模企業支援が強化されます。全会一致で成立した国際平和推進条例を受け、関連予算が8倍になりました。
これらは市民の皆さんの声と運動の広がり、日本共産党の重層的な議会内外での取組みが実ったものです。私は、くらしと福祉を第一、カジノより中学校給食を、大規模開発ではなく生活密着・防災優先の公共事業を、そして、子どもたち一人ひとりが大切にされる教育をめざして、開催中の予算議会の中で力を尽くしたいと思います。
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