全国の大学に先駆け、神奈川大学生活協同組合は2月12日からスマートフォン決済サービス「PayPay(ペイペイ)」を導入した。横浜キャンパス内の食堂や購買、書店で利用することができる。導入により、決済のスピードアップや学生の決済手段の多様化への対応、学生や教職員のキャッシュレス化を図る。
導入は「PayPay」を提供しているPayPay株式会社から大学生協に提案があったことがきっかけ。
同生協はこれまでも、キャッシュレス化を進めようと交通系ICカードやクレジットカードの利用を可能にしていた。しかし、クレジットカードを多くの学生が所持していないことなどから、現金を使わない決済は15%程度に留まっていた。
PayPayは、スマートフォンにダウンロードしたアプリで店舗に設置されたQRコードを読み込み、購入者が金額を入力し、店員の確認を受けて決済を行う。
同生協の滝澤栄司専務は、PayPay自体が現在話題になっていることなどから「導入がキャッシュレス化を底上げするのではないか」と期待している。また、このPayPayの導入により、多くの中国人が利用しているスマートフォン決済の「Alipay」も利用が可能になり、中国人留学生にとって生協の利便性が高まる。
滝澤専務は「学生があまり多くない期間中にスタッフが慣れたうえで、4月から本格始動していきたい」と話した。
一方、春休み期間ということもあり、導入されたこと自体知らなかったと話す学生もいる。
在学生、新入生への周知のため、生協では4月にキャッシュバックのキャンペーンなども実施する予定だ。
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|