横浜国際船員センター「ナビオス横浜」は今年10月9日に20周年を迎えた。一般財団法人日本船員厚生協会が運営している船員向けの宿泊施設で、1999年10月に作られた。「馬車道駅」より徒歩3分の好立地だ。年間宿泊者とレストランなどの料飲利用者数はそれぞれ約6万人にも及ぶ。
横浜には輸出入品を積んだ一般商船が停泊する。同ホテルは主に一般商船の乗組員に利用され、近年外国人乗組員の利用も増えているという。
船員向けの海員会館ではあるが、港の目の前ではなく観光地に立地しているため、市民や観光客による利用も多い。また、建物はデザイン性を重視。モダンで額縁のような特徴的な外観だ。額縁越しには西に赤レンガや港の歴史ある横浜、東にランドマークタワーを始めとした新しい横浜のシンボルが臨める。このデザインは注目を集め、2000年には横浜・人・まち・デザイン賞を受賞した。
11月に、同ホテルの北側に新たな客船ターミナルが誕生予定。乗船客の待機場所としての利用も期待されている。
20周年記念として宿泊者へオリジナルブックカバーのプレゼントを実施。担当者は「イベントも豊富で、人が集まる賑やかな場所」と地区の魅力を語り「市民の方によるレストランやバーの利用も多い。今後も市民に愛される施設になれば」と話す。
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