川島町に拠点を置くサッカーJ2横浜FCが2007年シーズン以来となるJ1昇格が狙える位置でシーズン最終盤を迎えている。3日の長崎戦を終え、20勝9敗10分で暫定2位。残り3節で昨シーズン、あと一歩の所で逃した「悲願成就」をめざすことになる。
2月に開幕した今シーズン、序盤戦は波に乗れず下位に低迷した横浜FCは5月中旬にそれまでチームを率いてきたタヴァレス氏を解任。ヘッドコーチを務めていた下平隆宏氏にチームの指揮を託した。
新監督は外国人選手に頼りがちだったチーム戦術を一新。その中で若手が台頭し、さらに7月には元日本代表のMF中村俊輔選手が加入するなど、生まれ変わったチームは6月末から18試合負けなしと、勢いを保ったままシーズン終盤を迎えた。残り3節は自動昇格圏内となる2位以内をめざすことになる。
あれから1年
昨年、横浜FCはシーズンを3位で終えJ1昇格をかけたプレーオフ(PO)に進出。引き分けでもPO決勝戦に駒を進めることができる状況の中、無得点のままアディショナルタイムに突入したが、残り1分で痛恨の失点。あと1歩の所でJ1昇格を逃した。
1年前の晩秋、悔し涙をのんだチームは3日のV・ファーレン長崎戦を2対0で勝利。3試合を残し、暫定ながら自動昇格圏内となる2位に位置している。
1節毎に順位が入れ変わる大混戦の中、横浜FCは10日(日)、16日(土)に敵地で徳島ヴォルティス、ファジアーノ岡山と対戦となっている。このアウェイ2連戦を乗り切り、ホーム・ニッパツ三ッ沢球技場に愛媛FCを迎える24日(日)のシーズン最終戦が決戦の場となりそうだ。
今シーズン主将を務めるGK南雄太選手は3日の試合後「これからまた2試合、アウェイゲームを乗り越えて最終戦はホームに帰ってくるので三ッ沢を満員にして応援してください」とコメント。サポーターに後押しを呼びかけた。
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