小学生に地震や台風などの災害について学んでもらうおうと、横浜市は「じぶん防災ハンドブック」(A4判・32ページ)を作成した。市立小学校の3年生に配布したほか、各区役所などでも希望者に提供している。
地震編と風水害編の2部構成で、揺れの大きさや大雨による警戒レベルの解説、災害発生時の避難行動をイラストで紹介。地震編では、過去の大地震をもとにした市内の被害想定をはじめ、登下校中や家庭内での身の守り方、津波の危険がある際は海や川から離れて高い場所へ逃げるといった避難のポイントなどをまとめた。
各編にはワークシートを設け、災害時に自分たちが利用する地域防災拠点の場所や家族の集合場所、自宅のある地域が洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域に該当しているかなどの内容を、家族で考えながら書き込むことができる。
社会課題の解決に向けて官民が協働で取り組む市の「共創フロント」事業として、総務局危機管理室の監修により民間事業者が3万2千部を製作。市地域防災課は「子どもが学んだ内容を保護者に話し、家庭で一緒にハンドブックを作成することで災害への備えに対する意識向上につながれば」と話している。
「横浜市 じぶん防災ハンドブック」と検索すると、市ホームページで公開しているデジタル版を見ることもできる。問い合わせは同課【電話】045・671・3456。
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