■おすすめの本は・・・
『ゼンリン住宅地図と最新ネット地図の秘密』
著者:内田宗治 出版社:実業之日本社 発行:2014年
■こんなお話です
1500分の1の大縮尺で、一軒一軒の建物名や居住者名など「人の情報」が掲載されている「住宅地図」。このような地図が紙媒体で民間企業から発行されているのは、実は世界的にも非常に珍しいことなのです。
戦時中は軍事機密として厳しい統制下にあった「地図」が、戦後日本でなぜこんなにも詳細な形で発達したのか?そして過去から蓄積されてきた地図データは、最新技術の中で現在どのように役立てられているのか?全国を網羅する住宅地図を発行している唯一の企業・ゼンリンの歴史を通して、その秘密に迫ります!
■おすすめの理由は・・・
地図データの調査方法は実はとてもアナログで、大勢の調査員が足で歩いて調べています。調査中は「主婦の心はつかむが犬の心はつかまない」等々、面白鉄則が満載!その一方で、東日本大震災の際には住宅地図が被災地にとって大きな役割を果たしたとあり、「人の情報」の大切さが伝わります。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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