■おすすめの本は・・・
『おへそがえる・ごん 1 ぽんこつやまのぽんたとこんたの巻』
著者:赤羽末吉/さく・え
出版社:福音館書店 発行:1986年
■こんなお話です
梅雨の季節がやってきました。雨の日に元気な生き物、かえるが主人公の絵本をご紹介します。
ごんは、おなかに押しボタンみたいなおへそのあるかえるです。おへそを押すと、口から不思議な雲が出てきます。けんかをしたら、雲を使って相手をやっつけます。やがて、人間の少年けんと友だちになったごんは、けんの父親を探しにでかけますが、そこへ、ひとだまのような形の変なおばけが現れて…。2巻、3巻と続く、全3巻のシリーズです。
作者の赤羽末吉氏は、モンゴル民話『スーホの白い馬』(福音館書店)をはじめ、多数の昔話絵本を生んだ絵本作家です。「現代の鳥獣戯画を描く」と取り組んだ「おへそがえる・ごん」は、76歳の時に手がけた人生最後の創作絵本となりました。
■おすすめの理由は・・・
横長に広がる絵巻物のようなページの中で、生き生きと活躍するごんがなんともゆかい。ページをめくる手が止まらなくなる絵本です。ごんが腰に差しているのは、刀ではなくて、ふわふわのついた耳かき。何に使うかは、読んで確かめてみてくださいね。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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