男性バレエダンサーとして活動する 志鎌 優成さん 西寺尾在住 25歳
「感動与える」舞台人に
○…180cmの身長と長い手足を生かし、市内外で精力的に活動する。今年4月、横浜みなとみらいホールでフィギュアスケートに使用される名曲をテーマとしたコンサートに出演予定で、複数の公演曲において振付の考案なども担当。「踊るだけでなく振付まで任せて頂き光栄です。バレエやフィギュアスケートを知らない方にも楽しいと思ってもらえたら」
○…バレリーナの母が主宰する教室で、2歳からバレエを始める。「つま先立ちなど地味だけど大変な基礎の反復練習も多いです」と話すが、小学生の頃から始まったテクニックの習得と公演で観客が喜ぶ姿を見て、バレエの楽しさに目覚めた。「自分の演技を見て感動したと言ってもらえるのが、舞台人として最高の喜び」と魅力について熱を込めて語る。一方、大学時代からは母の教室の講師として子どもから大人までの指導にもあたっている。
○…神橋小学校から東海大相模中・高に進学。中学時代は仲の良い友人からの誘いでラグビー部に所属した。バレエとの両立も、ラグビーに汗を流すことでバレエへの思いにも気づいた。同時にバレエを知らない人との交流の大切さも感じ、大学は音大ではなく東海大を進路に。またラグビー部のチームメートは、自身が出演する際に観客として足を運ぶほど今でも関係性が続いている。
○…家庭と舞台での2つの顔を持つ母の存在は大きく、「母のように役を演じながら人柄や個性を加え、人々に心の底から感動を与えられるような踊りが目標」と口にする。そのためには、自らも心を震わす経験と他ジャンルのダンスへの挑戦が必要と考えている。将来は自身で手掛ける海外公演を夢に掲げ、今後もバレエの「見て楽しい」を伝えていく。
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