神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2023年4月6日 エリアトップへ

片倉三枚地域ケアプラザ 認知症啓発で映画上映 谷光監督、母との生活撮る

社会

公開:2023年4月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
上映後にトークショーを行う谷光監督
上映後にトークショーを行う谷光監督

 『99歳 母と暮らせば』(谷光章監督)と題した認知症啓発映画の上映会が3月29日、片倉三枚地域ケアプラザで開催された。当日は、約90分の映画上映と谷光監督のトークショーを3回に分けて実施された。

 映像会社に勤めた経験から谷光監督は、母の介護を行うなかで「認知症を患う母との生活を映像に残し、同じく介護をされている方の参考になれば」と2台のカメラで撮影に臨んだ。

99歳の母を介護

 映画の内容は、認知症の進む99歳の母と、仕事の場を母が住む藤沢の自宅に移して介護を始めた71歳の息子(谷光監督)との生活を映像化したヒューマンドキュメンタリー。日常生活を送るなかで食事や通院、ケアマネージャーとの打ち合わせ、母の得意なハーモニカを地域で披露する場面などをそのまま映像に残している。

 コンロの電源を入れたのを忘れてしまいフライパンが焦げてしまったり、幻覚が見えてしまったりするなど認知症の症状を映した場面では、谷光監督が母の言動を否定するわけではなく寄り添い優しく語りかけ、母が笑顔になるシーンも見られた。また、母の状態で必要な介護用品をそろえていく場面もあった。

トークショーも

 映画上映後には谷光監督が登壇し、トークショーを開催。谷光監督は、母が103歳に亡くなったことを伝え「事前に認知症の症状を知っておくことで、感情的に行動を否定せずに接することができ、認知症の方も穏やかに過ごすことができます」とアドバイスを送った。上映会の参加者は「『ありがとう』と言葉を交わしているのが印象的だった。認知症の方の接し方について参考になった」と話した。

神奈川区版のローカルニュース最新6

羽沢横浜国大駅 開業5周年で記念入場券を11月30日から販売

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

投票受付中、抽選でプレゼントも

11月23日

初の「よこはま子ども国際平和シンポジウム」で小中学生ら議論

悲願の優勝へ決意表明

ラグビー横浜キヤノン

悲願の優勝へ決意表明

リーグ開幕前に出陣式

11月22日

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月7日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

  • 8月8日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook