神奈川区役所は6月7日、「在宅医療・介護を担う人材育成研修」を横浜市立市民病院=三ッ沢西町=で開催した。共催は横浜市医師会。
VR体験も
この研修会は、在宅におけるチーム医療を担う人材の育成を目指し、医療・介護・福祉関係者らを募って毎年行っている。今年のテーマは、ACP。アドバンス・ケア・プランニングの略称で、「苦痛が伴う治療は嫌だ」「人工呼吸器はつけたくない」「できるだけ延命治療をしたい」など、将来の医療及びケアについて、本人や周囲で事前に話し合い意思決定を支援するプロセスのことを指す。
当日は、当事者の気持ちにより近づくためにVR看取り体験を実施=写真。救急搬送による救命処置の場面や、施設で最期を迎えた103歳の女性のドキュメントをVRで体験し、約40人の参加者たちは、それぞれの立場から意見を交わした。その他、横浜市医師会常任理事の赤羽重樹さんらによる講演も行われた。
区役所高齢・障害支援課地域包括ケア推進担当係長の加藤園望さんは「高齢社会において在宅での医療・介護は重要な課題。最期まで住み慣れた地域で自分らしく暮らせる社会づくりのため、関係機関のつながりを深めたい」と話した。
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