神橋小学校(判治珠美校長)で7月19日、「着衣泳体験」が行われた。
プールや海、川などで遊ぶ機会が増えることが想定される夏休みを前に、子どもたちに水に潜む危険やそれへの正しい対処法を学んでもらおうと毎年行っているもの。今年は、神奈川消防署の署員が講師を務め、5年生3クラスが参加した。児童たちは2グループに分かれて、視聴覚室では映像を用いた講演を聞き、屋上のプールでは実技に挑戦した。
夏休み前に安全意識を
プールでは、体育着にサンダルを履いて、「着衣での水中」という特別な状況を肌で実感した。まずは、プールサイドから署員が体を押して落水を体験。服や靴があることでの、動きにくさや体の重さを確認した。その後は、仰向けになって浮かぶ背浮きや、ペットボトルを抱えての背浮きにも挑戦。「落水した際には、まずは足がつくか確認して、可能ならその場に立つ。つかない場合に背浮きをする。大きく空気を吸って脱力するのがポイント」との署員の説明を聞き、児童たちは苦戦しながらも一生懸命に取り組んでいた。
初めて着衣泳を体験したという男子児童は、「ドキドキしたけどうまくできた。服を着て水中にいると、重くて大変だと分かった」と振り返った。同じく初挑戦を終えた女子児童は、「夏休みはプールに行くので、いとこにも今日勉強したことを教えてあげたい」と話した。
「着衣泳と言うが目的は”服を着て泳ぐこと”ではなく、”助けが来るまで安全に待つこと”。一度経験することで、もしもの時の行動も変わる」と署員。判治校長も「万が一、水に落ちたり流されたりしても、今日学んだことを生かしてほしい。水の怖さも知ったので、まずは危険な目に遭わないように意識して、夏休みを楽しんでほしい」と語った。
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