火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた 近藤 真さん 西寺尾在住 72歳
人助けが真骨頂
○…管理人を務める大口通の集合住宅で、1月20日に火災が発生。火災に遭遇するのは初めてだったというが、排煙、119番通報、初期消火をスムーズに実施。「無意識に体が動いてくれた。入居者の方は目の病気もあったので、無事に助けることができて良かった」と振り返る。表彰には、「まさか自分が表彰を受けるとは。びっくりしたけどありがたいこと」と笑顔を見せる。
○…大学卒業後に商社に入社。32年間を人事部で過ごした。社員と組織との板挟みになることもあり、苦労の多い仕事。「相手の立場に立って考えることを信条に。環境改善に貢献できた時は嬉しいね」と話す。退職後に管理人の仕事を見つけ、新たな世界へ。細かい部分の掃除など、住民が快適に過ごせる環境づくりを心掛ける。「特に大切にするのは挨拶。欠かさず声をかけて、今では住民の方からも声をかけてくれるようになった」と微笑む。
○…宮崎県出身。父の仕事で6都道府県を転々とした。小学5年間を過ごした北海道では、「体育の授業もほとんどスキーだった」とウィンタースポーツに熱中。高校や社会人になってからも冬は雪山を滑走する日々を送った。20代からモータースポーツにも挑戦し、現在もレースに出場する。二児の父として、家族4人で毎年愛車で旅行を楽しむのが恒例。志賀高原や軽井沢で夏を過ごし、「最近は子どもの運転で出かけるように。感慨深いものがある」としみじみと語る。
○…「過疎地での車の移動支援などにも取り組んでみたい」と70歳を超えてからも新たな挑戦に意欲を見せる。人事も管理人も共通するのは”人助け”。「困っている人がいたら、自分にできることはしてあげたい」と優しい表情を見せた。
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