療育が必要な子を育てる保護者らの会「療育おやこネットワークgift」は4月23日、事業所見学を行った。
見学会に先立ち、子どもたちの自立のために必要な支援をテーマに3月に勉強会を実施。支援制度や就職やその後の生活に必要なお金の話などを学習した参加者たちに、実際の施設で自身の子どもたちと同世代のそこで働く利用者らの姿を見て、将来の進路選択の参考にしてもらおうと見学会を開催した。
カフェを訪問
今回は、就労継続支援B型事業CafeTurtle=神之木町=を訪問。まずは利用者に提供してもらった食事を食べながら互いの子育ての話などの座談会を行った。その後は、キッチンやバックヤードなど、実際に働く職場の環境を担当者の案内で見学。参加者は働き方やサポート体制などについて尋ね、メモを取るなどして真剣な表情で聞き入っていた。
参加した保護者らは、「声かけも穏やかで(事業所で働く)利用者にも優しい環境だと実感した」「業務内容も写真を使って分かりやすくしてあり、安心して働けそう」「客として事業所を訪問したことはあるが、施設の裏側も見学できるのは貴重な機会」と感想を述べた。
同団体の大木智子さんは「実際の事業所を見ることで、子どもの将来も具体的にイメージできたのでは。これからも、就労についてのリアルを知ることができる企画を実施したい」と話した。
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