器と食のセレクトショップ「くらしの器と自然食品 匣」=東神奈川=で、簡易金継ぎ教室が15周年を迎えた。
金継ぎは、割れたり欠けたりした陶磁器を漆と金粉を使って修理する伝統技法。オーナーの重田葉子さんが、陶磁器の取引先で技法を習ったことをきっかけに教室をスタートした。参加者は年々増え、陶磁器好きが集う新たなコミュニティとなっている=写真。
重田さんとともに講師を務めるのが、同じ陶磁器愛好家の東海林清さんと春永勤さん。毎月2回の教室では、被れにくい新うるしを使った簡易金継ぎを教えている。「陶磁器は壊れやすいが、愛着のある品を蘇らせることができるのが魅力」「複雑に割れたものを接着させるのは難しいが、上手にできた時の達成感は大きい」とやりがいを語る。
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