南神大寺小学校など区内を拠点に活動するサッカークラブ・横浜かもめSC出身の高橋友矢(ともや)選手(18)がこのほど、J2リーグの横浜FCとプロ契約を結び、親会社が同じでポルトガル2部リーグに所属するUDオリヴェイレンセに8月21日付で期限付き移籍した。
8月にプロ契約
高橋選手のポジションはボランチと呼ばれる守備的ミッドフィルダー(MF)。攻撃面では長短のパスを使い分けてチームにリズムを作り、守備面では予測と走力でボールをしっかり奪いきるのが強みと自負する。
これまでは横浜FCのユースチームに所属し、8月1日付で横浜FCとプロ契約を締結。国際移籍が可能となる18歳の誕生日に合わせ、オリヴェイレンセに期限付き移籍することになった。
同クラブは横浜FCと同じく「ONODERA GROUP」を親会社に持ち、横浜FCの若手選手が複数所属。昨シーズンは「カズ」こと三浦知良選手が所属し話題を呼んだ。
高橋選手は8月10日に行われたJ2リーグのV・ファーレン長崎戦の試合前、サポーターに向けて移籍を報告。「ポルトガルでの活躍を横浜に届けられるよう頑張ります」と宣言すると、サポーターからは激励のチャントが送られた。
かもめSCから2人目のJリーガー
かもめSC出身選手のJリーグ入りは、リーグ初年度の1993年に横浜マリノス(当時)に在籍した松下豊さん以来、約30年ぶり2人目。
高橋選手は幼稚園年中から小学6年生までの8年間、かもめSCに在籍。当時から中盤でプレーし、43期生のキャプテンも務めていた。
かもめSCの石原史敬代表は「全体のレベルが高い学年でしたが、その中でも特筆してゲームを読む力が高かったです。キャプテンシーも強く、他の選手も友矢がトレーニングや試合で限界までやっていると、それに付いていって全体が高まったと思います」と当時を振り返る。
11歳からは横浜FCの強化カテゴリーにも所属し、中学生になると横浜FCのジュニアユースチームに加入。年代別の日本代表にも選出され、その際にはかもめSCにも度々報告に訪れていたという。
石原代表は今回のプロ契約・期限付き移籍について聞かされた際「かもめの選手はみな友矢に憧れて、そしてなにより最高のサポーターなのでそのことにも感謝を忘れずに頑張ってこい!」と本人に伝えたという。
その上で「幼いころから驕らず、挫折したこともあったと思いますが強靭な精神力を持っていれば道は開けるんだと思いました。いま所属する選手にもぜひ伝えていきたいと思います」と心境を語った。
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