神奈川消防署・消防団は10月19日、孝道山敷地内=鳥越=で送水・放水訓練を行った。
この訓練は、両者の連携と大規模地震時の火災に対する防災力の向上のために行っているもの。消防団からは全9分団から74人が参加した。当日は震度6強の地震による火災対応を想定し、防火水槽から可搬式ポンプを使用し、坂の上にある仏舎利殿まで遠距離送水を実施。何本ものホースをつないで送られた水は、簡易水槽に貯められ、そこからホースで放水を行った。高低差のある中でのポンプを使った送水は、水圧の管理などを間違えるとポンプが破損するリスクもあり、平地での送水よりも難易度が高い。団員たちは、分団ごとにそれぞれ訓練を行い、一つ一つの動きを確認した。
松崎賢二消防署長は、「大地震はいつ来るかわからない。いざという時のための備えをしっかりと整えて、地域の安心・安全を一緒に守っていきたい」と防災への思いを口にした。
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