子育て応援コラム17 「まぁはす流リーダーシップ育成【5】」
"主体性"の育み【1】
「以前は、親の言うことを聞かず、いつも文句ばかり言っていた子どもが、今では自ら進んで家事を手伝ったり、年下のお世話をしたりするようになった」という嬉しい声を、よく耳にします。
一体、子どもたちはなぜ変わったのでしょうか?
それは、一人ひとりの子どもを信じ、彼らの成長を丁寧に見てきたからです。子どもたちが自ら考え、行動できるように、声かけを工夫したり、小さな変化を認め励ましたりしてきました。
例えば、「宿題をやらない」という悩みを抱えていたご家庭では、「やることを先にやると、あとはもっと楽しめるよ」と声をかけてみたり、「忘れ物をして困るのは誰?」と子ども自身に考えさせる機会を与えたりしました。
また、料理に挑戦した際には「おいしかったね!」と褒め、失敗した時には「次はもっとうまくできるよ」と励まし、成功した時は一緒に喜びを分かち合いました。
これらの小さな声かけや行動が、子どもの心に大きな影響を与えたのです。
Aさんのお子さんは、お母さんが体調を崩したことをきっかけに、自ら家事を手伝うようになりました。Bさんのお子さんは、先生との話し合いや自分自身の努力で、友達との関係を改善することができました。
これらのエピソードからわかるように、子どもたちは、私たちが思っている以上に成長したい、良い人間になりたいと思っているのです。
大切なのは、子どもたちを信頼し、彼らの可能性を信じることです。そして、日々の小さな関わりの中で、子どもたちが自ら考え、行動できるようサポートしていくことです。
次回は、私たちが日頃、子どもたちとの関わりの中で大切にしている5つのポイントについて、詳しくお話しします。
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