六角橋商店街の石川屋ふとん店=六角橋1の10の11=の向かいに、不思議なブルーの2つのボックスが姿を現した。
箱の正体は、衣料品と雑貨やおもちゃのリサイクルボックス。横浜市とあいおいニッセイ同和損害保険(株)が共同で行っている「服からはじまる脱炭素ライフスタイル」事業の実証実験として設置されている。両者は2022年度から連携し、地産地消クーポンやシェアサイクル事業を実施。今年度は、衣服を使った脱炭素事業を行うことになった。
利用で商品券など贈呈
衣服等の回収・再利用には、リユース・リサイクル事業を行う(株)ECOMMITのサービス「PASSTO」を活用する。「郵便ポストのような手軽さで不要品を他者にパスする」の意味が込められており、利用者は不要となった衣服や雑貨、おもちゃを投函するだけでOK。回収された品は、同社が状態に応じてリユース・リサイクルして循環される。設置拠点ごとの回収量やCO2削減量、リユース・リサイクル率も可視化して追跡。さらに回収場所で二次元コードを読み取りアンケートに回答することで、カフェやコンビニで使える商品券などをもらうことができる。あいおいニッセイ同和損害保険(株)地域戦略室長の安藤憲嗣さんは「服は捨てるものではなく循環させるものという文化を創るのが目標。その第一歩になれば」と思いを語る。
今回の事業では市内9事業者・22拠点で来年1月31日まで回収ボックスを設置。六角橋商店街はその一つとなる。同店の石川清貴店長は、「商店街としても脱炭素に協力したい。買い物のついでに気軽に利用してもらいたい」と話す。
神奈川区内ではほかに、オートバックス東神奈川=新町7の1=にも回収ボックスが設置される(11月中旬予定)。
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