済生会神奈川県病院=富家町=の西館と東館をつなぐ渡り廊下で、神奈川県立神奈川工業高校写真部の作品が展示されている。
同所では、患者や職員らが明るい気持ちになるようにと、「まちの美術館」と銘打って今年7月から絵画や書道などの展示を行っている。今回は近隣の同高写真部から、過去のコンクールなどでの受賞作品などが展示されている。電車が通り過ぎる瞬間や学校生活の様子、モノクロの風景写真など、プロさながらの芸術的な作品が揃う。11月7日には、生徒自らが、作品の順番や高さにこだわりながら設営を行った。さっそく通りがかった女性は「高校生の作品とは思えないほどすごい。入院中なので明日も通るのが楽しみ」と笑顔を見せた。
佐々倉由衣さん(3年)は、鏡越しに向かい合う手足の写真を展示した。「スタジオで鏡の角度や照明にこだわりできた作品。自分たちの作品が社会に出て色々な人に見てもらえる機会はとても嬉しい」と話した。
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