横浜市消防音楽隊ポートエンジェルス119で初の男性隊員として活動する 兵永(ひょうなが) 琢磨さん 神奈川区在住 24歳
音楽で周囲を笑顔に
○…1982年の発足以来、演奏・演技を行う初の男性隊員に。4月に入隊し、10月の戸塚区でのイベントでデビューを飾った。「本番は少しミスもあったが、今の自分の精一杯は出せて楽しめた」と笑顔で振り返る。
○…2つ上の兄の影響でピアノ教室に通い始めたのが音楽との出合い。浦島丘中学校時代に吹奏楽部に入部し、現在も演奏するチューバの担当に。「目立たないが、演奏を縁の下から支える欠かせない楽器」と魅力を語る。高校卒業後は音楽大学へ。ハイレベルな環境で、「自分の演奏だけでなく、客観的に音楽を捉えることができるようになった」と振り返る。磨いた音楽を「周囲に還元できるように」との恩師の言葉を受け、北九州の消防音楽隊へ。2年後に横浜市の募集を知り入隊した。演奏だけでなく、長さ1m・重さ700gの『ストレートトランペット』を持った演技も行うのが特徴の同隊。当初は苦戦したが、半年間の練習を積み重ねて初舞台を踏んだ。「動きが綺麗に揃った時が快感。先輩たちに追いつけるように日々練習あるのみ」
○…神奈川区で育ったハマっ子。子安小時代は、入江町公園や公園プールでよく遊んだ。6月に消防音楽隊としてのイベントで、中高の恩師と再会。「当時はやんちゃな学生で。少しは成長した姿を見せられたかな」と感慨深い表情を見せる。インドア派で休日は自宅で映画やゲームを楽しむ。「新海誠さんの作品が好き」と語るが、演奏のための日々のランニングも欠かさない。
○…演奏と演技があることで、「聞いても見ても楽しめるのが良さ」と語る。男性初の隊員として、「注目されるのはありがたいこと。音楽隊のことをもっと知ってもらい、一緒に演奏する仲間が増えたら嬉しい」。
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