いきいき健康マージャン教室主催 谷口 俊春さん 犬蔵在住 74歳
生きがいづくりを支える
○…「賭けない・飲まない・吸わない」の3原則を守って行われる「いきいき健康マージャン」を宮崎台と鷺沼で主催して6年。地域の高齢者の引きこもり防止やネットワーク作りに協力してきた。「麻雀を知らなかった人が学んで楽しむのを見るのが嬉しい」とやりがいを語る。ゼロから始めた会は現在、参加者名簿に150人もが名を連ねる。「スタッフの努力が実を結んできたね」と手応えを感じている様子だ。
○…「いずれは自分も世話になる。それまでは自分が役に立ちたい」と、定年を機にボランティア活動を始めた。料理や介護、子育てなどに携わり、行き着いたのが健康マージャン。頭と手先を使い認知症予防に良いとされるマージャンで「介護のいらない元気な高齢者のいる街にしたい」と、ボランティア仲間13人と共にNPO法人を立ち上げ、健康マージャン教室を開いた。運営で注意していることは、利用者とのコミュニケーション。「マージャンをやるだけが目的ではないからね」。
○…妻と二人暮らし。定年直後は一緒にボランティアをやっていたこともあり、「妻は活動の一番の理解者。いつも支えられている。ありがたい」と信頼を寄せる。子や孫が集った時は、5年教室に通った本格派の手料理を振舞う。妻はシメサバ、4人の孫たちは寿司やジンギスカンがお気に入り。「美味しそうに食べてくれるんだよ」と嬉しそうに笑う。
○…3年前、区から委託され地域の高齢者の見守りを強化してきた。2回休んだ人には様子を伺うための電話をしている。「教室以外でも、できる限りのサポートしたい」と、参加者のネットワークを繋ぐ努力は怠らない。「今来てくれている人たちの楽しみを奪ってはいけない。利用者を大切にしたい」と、長く続けていく意義を語る一方、「後継者探しが緊急の課題になっている」という。「大変な事もあるが」と前置きをして「自分自身が充実している」と生き生きと語った。
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11月22日
11月15日