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デンタルIQを高めよう!その【11】 インプラント第1回 インプラントの歴史・前編 取材協力/かねやす歯科医院
今月からはインプラントについて「かねやす歯科医院」(区内鷺沼)の金安秀樹院長に聞いていく。第1回目は歴史。
紀元前は象牙や宝石を入れていた
「インプラントとは体内に埋め込む器具の総称を指します。人工歯根が有名ですが、耳や関節、頭蓋骨など実に様々な部位に使われています」と金安秀樹院長先生。
その歴史は古く、人工歯根の施術は紀元前まで遡る。「象牙や宝石など様々な物を試していたようです。昔の人も歯に悩んでいたんですね」。
以後、人々は2000年もの間、人に合う素材や技術を研究してきたが、「人体に安心して使えるレベルではありませんでした」。
インプラントの歴史を変えたチタン
現在でも治療に使われるチタンが、人体への影響が極めて少ないことを発見したのはスウェーデンの整形外科医で解剖学者のブローネマルク博士だった。博士は1952年、骨折の研究中にチタンが骨と結合することを発見した。
「チタンがインプラントの歴史を大きく変えました。博士が作った人工歯根”ブローネマルク・インプラント”は、40年以上経っても使用できたというデータも残っています」。
―次回後編では、人とチタンの相性について掘り下げていく。
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10月25日
10月18日