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デンタルIQを高めよう!その【13】 インプラント第3回 インプラントの歴史・完結編 取材協力/かねやす歯科医院
インプラントの材料にチタンが使われるようになった経緯を「かねやす歯科医院」(区内鷺沼)の金安秀樹院長に聞いた。
偶然の発見
インプラントにチタンが使えることを発見したのはスウェーデンのブローネマルク博士。1952年、博士はチタンが人体への影響が極めて少ないことを発見した。
「博士はもともと、骨折の治療を研究していました」と金安院長。骨と相性のいい素材を探していたところ、友人からチタンをすすめられた。早速、チタン製の器具を作ってみたところ、「極めて生体との親和性が高く骨と結合することが偶然わかったのです」。
この発見から博士は、「チタンは様々な医療機器に使える」と思い、1965年から本格的に人間への臨床応用を始めた。
「チタンは人体から異物として認識されず、骨と結合します。さらに長期間に渡って安定するため、今では最も選ばれる素材になりました」。現在では、純チタンやチタン合金、表面に特殊加工したものが主流に。
インプラントは最近の技術のように聞こえるが、「40年以上前から研究されている治療法で、多くの研究者らの情熱が込められています。今後も患者さんにとってより良いインプラントが登場することでしょう」。と金安院長は締めた。
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12月20日