(PR)
デンタルIQを高めよう!その【15】 インプラント第5回 「インプラント第1号は愛犬だった」 取材協力/かねやす歯科医院
義歯の選択肢の1つとして注目のインプラント。「その歴史は多くの献身が作り出した」と鷺沼で歯科を営む金安院長は話す。今まで宝石や金など様々な素材を使っていたインプラントに対し、人体との相性の良いチタンを使ったものを『モダンインプラント』と呼ぶ。この生体との相性の良さ(親和性)を発見したのはスウェーデンのブローネンマルク博士だ。そして、研究に献身的な働きをしてくれたのが博士の愛犬だったという。「ウサギでチタンと生体との親和性を見つけた博士は次に犬での実験に踏み切ったのです。勿論、人間と同様に安全性を最優先し、手順を考え、最善のガイドラインにのっとって行われました。犬にほどこしたのは初めてのネジ型インプラント」だという。
その結果は想像以上。骨と結合したインプラントの歯だけで、犬はおよそ100kgの重さに耐えた。さらに、施術後、歯磨きは年2回にもかかわらず、細菌がインプラントを通して入ることもなく、歯槽膿漏にもならなかったという。結合状態を確認したところ、骨とインプラントとの隙間はほぼなかったことも確認された。金安院長は最後に「この結果を通して臨床実験に入ることとなりました。この献身が人体に対する安全性と結合による強度を示し、今日のインプラント技術の基礎を作り出したといっても過言ではないでしょう」と締めた。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
12月20日