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デンタルＩＱを高めよう！その【20】 インプラント第10回 総義歯、骨が少ない人も治療可能 取材協力／かねやす歯科医院
総義歯で悩んでいる人や歯周病などの原因で歯がなくなってしまった人から、「私でもインプラントをできますか？」と聞かれることが多いと話す、かねやす歯科医院（鷺沼）の金安秀樹院長。「インプラント治療は可能です。以前は術後に腫れや痛みが伴う骨移植が必要でした。しかし、前回ご紹介した『ガイデッド・サージェリー』の技術を使えば、骨移植をしなくてもインプラントを埋入できるようになりました」
ガイデッド・サージェリーとはＣＴで得た情報をもとにパソコンでインプラントの完成型シミュレーションを行い、無切開でオペをする方法を指す。「この技術を使えば残っている骨の位置に合わせて埋入できます。埋入方向は斜めでも問題ありません。術中・後の臨床結果でも、真っ直ぐに入れるのと同じ強度と術後経過が証明されています」
骨がなくなっていても、上あご周辺には埋入に適した比較的厚い骨が存在するという。「患者の骨の状態にもよりますが、上顎結節部、上顎洞前壁、切歯管周囲の骨は非常に硬くて厚いので、ここに埋入すれば移植しないで済むケースが増えています」
出血が非常に少なく短い時間で治療ができるため、高血圧や高齢の人でも少ない負担で受けられる同手法。「正確で安全性の高い治療です。専門医にお気軽にご相談ください」
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