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デンタルIQを高めよう!その28 義歯第4回 難症例の治療法 インプラントと併用も 取材協力/かねやす歯科医院
義歯(入れ歯)第4回目は、骨が溶けてほとんど残っていない場合の治療法について。『かねやす歯科医院』の金安秀樹院長に聞いた。
「下あごの骨の中には主に唇や歯肉の感覚を司る太い神経が通っています。この神経の束は犬歯のやや後ろ、小臼歯の下のオトガイ孔と呼ばれる穴から出ています。歯周病で歯を失った、ずっと義歯を使用している、合わない義歯を使っているといった方は骨の溶けるスピードが早く、オトガイ孔がある部分まで骨がなくなってしまうことも」。オトガイ孔が露出した状態で義歯を入れると、噛むたびに神経に当たり激痛が走る。「オトガイ孔を避けるために義歯の内面を大きく削って作ります。しかし、安定が悪くしっかり噛めません」。内部に食べかすが入りやすく痛みを伴ったり不衛生でもある。
このような場合、インプラントが有効だという。「大別して2つあります。左右のオトガイ孔に挟まれた前歯部分にインプラントを4本埋入します。この方法なら天然歯だったころと同じように何でも噛めます。コストが高いのが欠点ですね。もうひとつが2本のインプラントに連結装置をつけた既存の義歯を組み合わせる方法です。こちらは比較的安く済みます。強度は4本埋入に比べて弱く、着脱の煩わしさがあります」。治療で何を望むのか――。一度考えてみては。
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12月20日