今年度から川崎市市民ミュージアムの館長に就任した 土谷 憲司さん 横浜市在住 59歳
「組織は人なり」を胸に
○…改修工事で休館中の市民ミュージアムだが、6月7日からは川崎市の発展に貢献した人を紹介する市制90周年記念を冠した「近代川崎人物伝」を開催、その準備に奔走中だ。2016年度までの方針も決まり「職員一丸となって市民の皆さんに喜んでもらえるようなミュージアムにしたい。市内外や全国に向けても、その魅力を発信していきたい」と意気込みをみせる。
○…初任は川崎区役所田島支所で、前職の多摩区役所副区長を務めるまで十数もの部局で汗を流し「その全てが財産」。姉妹・友好都市との国際交流を担当した時は、外国人職員とも働き異文化を身近で学んだ。「会議で意見をはっきり述べる姿勢など刺激を受けましたね」。多摩区では生田緑地、藤子・F・不二雄ミュージアム、岡本太郎美術館など市の観光資源を活かしたまちづくりに区民らとともに取り組み、人との繋がりの大切さを再認識。「今までの経験を市民ミュージアムに還元するつもり」だ。
○…両親、夫人、娘の5人家族で二世帯暮らし。「孫と幸せそうに暮らす両親をみると、少しは親孝行できているのかな」と微笑む。一方で、夫人に気遣いするほどハマっている趣味がブルーグラスミュージック。1940年代米国発祥のアコースティック系音楽で、「学生時代に生協で買ったLPを聴き衝撃が走った」時から、今も通勤中のイヤホンから流し続けている。音楽のルーツや独特なサウンドなど魅力を分かち合える仲間とライブへ出掛け、自ら楽器に触れることも。「定年後は妻との旅行も増やさないとね」と苦笑い。
○…管理職の立場に就くようになった頃から大切にしているのは「組織は人なり」という言葉。「職員がいきいきと働きやすい環境をつくることが良質な市民サービスに繋がると思う。仕事に取り組むときは、明るく楽しく元気よく。それを職員が実践できれば、きっと市民の皆さんにも伝わっていくはずですから」
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4月25日
4月18日