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デンタルIQを高めよう!その37 歯周病第5回 「歯周病治療は糖尿病治療」 取材協力/かねやす歯科医院
全身疾患と深い関係にある歯周病。今回は「糖尿病と歯周病の相関関係」について、かねやす歯科医院の金安秀樹院長に聞いた。
糖尿病患者は歯周病になりやすい
糖尿病は運動不足や食べ過ぎなどが要因で糖を分解できなくなる病気。現在、日本人の6人に1人が糖尿病もしくはその予備軍といわれている。「糖尿病で血糖値が上がることによる『唾液の減少』と『血流の悪化』が歯周病に関係しています」と金安院長。
唾液が減ると抗菌作用が減少し、免疫機能が低下。細菌が増殖しやすくなる。さらに糖尿病の症状が重くなると歯肉の血流が悪化し、歯と歯茎をつなぐコラーゲン線維が破壊される。歯周ポケットが深くなり、ますます歯周病へのリスクが高くなる。歯が抜け落ちる原因にもなりかねない。
口の健康から血糖値改善へ
反対に、歯周病の炎症が糖尿病、つまり血糖値コントロールに影響を与えることもわかっている。歯周病を治療すると歯茎の末端細胞がブドウ糖を取り込めるようになり、血糖値が下がると考えられる。「歯周病治療で血糖値が正常に戻った」という患者の声も。
歯周病も糖尿病も静かに進行する病気。手遅れになる前に、定期検診で専門医に相談を。
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12月20日