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デンタルIQを高めよう!その47 インプラント第5回 治療後、長く使っていくには【1】 取材協力/かねやす歯科医院
長期間のインプラント治療を終え、噛めるようになったからといって油断は禁物。「早い時期に歯がくっつかなかったり噛み合わせが合わなかったりすることで、せっかく埋入したインプラントがダメになってしまう場合もあります」と話す金安院長。さらに深刻なのが歯茎の問題だという。「埋入から数年経って”インプラント周囲炎”を起こす事例が多くなっています」
インプラント周囲炎とは
原因菌は歯周病を起こす菌と同じ。菌により歯茎が炎症を起こし、悪化すると骨にまで進行していく。組織の構造上、抵抗力が天然歯よりも弱いため一般の歯周病よりも進行が早く、症状も広範囲におよびやすい。原因は不十分なケア、タバコ、噛み合わせの過重負担など。歯を支える歯茎(付着歯肉)がインプラント周辺にどれだけ存在しているかも周囲炎のかかりやすさに影響する。
実はインプラント周囲炎の治療法はまだ確立していないのが現状だという。「治療前に口の中の環境を整えることはもちろん、治療後もしっかりとケアする必要があります」と院長。治療する側としては、歯茎の厚みをしっかり確保する、汚れのつきにくい素材を使う、磨きやすい形状にするなどの対処法が考えられる。また患者側は医師からケアの仕方の指導を受け、定期的に通院することが重要だ。「プロの歯科医師や衛生士にしっかり管理してもらい、長くインプラントを使っていきましょう」
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12月20日