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デンタルＩＱを高めよう！その53 歯の悩み第３回 「オープンバイトってなに？」 取材協力／かねやす歯科医院
オープンバイトは別名、開咬（かいこう）といい奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合っておらず、口が開いたままの状態のこと。口をあけたままでいると口腔内が乾燥し、歯肉炎をおこしやすくなるだけでなく、前歯が噛み合っていないため奥歯に負担がかかり奥歯が壊れてしまうこともあるという。
開咬の原因と予防法について金安院長に聞いた。
子どもの習癖は早目の対処を
主な原因は遺伝や癖、呼吸器系の疾患、生活習慣など様々あるが、特にアレルギー性鼻炎等の疾患を持っている人や子どもの頃からの癖が影響している人が多いという。前者は鼻が詰まり口呼吸になりがちなため、唇の周りの筋肉が弱まり、口を閉じるためのバランスが狂ってしまい開咬につながる。後者は幼児期のおしゃぶりや舌癖が長期化することで問題が出てくるという。
金安院長は「３歳までの指しゃぶりは幼児期にみられる一般的な行動ですが、６歳まで続くようでしたら注意が必要です。癖は自分ではわからないものなので、家族や周りの協力が必要です。大人になった時の影響を考え、子どもの頃から気をつける必要があります」と話す。心当たりのある人は近くの専門医に相談を。
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