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デンタルIQを高めよう!その58 噛み合せ第3回 顎関節症、自覚症状が出たら治療を 取材協力/かねやす歯科医院
前回、『顎関節症』の診断方法について聞いたが、診断後、どのように治療が進んでいくのか―― 。
『顎関節症』の治療が必要な人は、「顎の筋肉が痛い」「片頭痛がある」「歯がぶつかる・揺れる」といった自覚症状が出ている人だという。金安院長は「口を大きく開けた時、まっすぐ閉じない、ガコッと音が鳴るという人でも自覚症状が出ていない場合は、予防的にマウスピースを使用して様子をみるとよいでしょう」と話す。
状態に合わせてマウスピースで治療
自覚症状が出ている場合の原因として、【1】顎周辺の筋肉の緊張【2】顎の付け根の骨と骨の間にある軟骨(関節円板)のズレ―が考えられる。
【1】の場合、口を閉じた時に上下の奥歯があたり、食いしばってしまうといったことが原因で筋肉に負担がかかっている。このケースは前歯のみのマウスピースを装着して上下の奥歯があたらないよう調整し、筋肉の緊張をほぐしていく。
この治療で症状が改善されない時は、【2】関節円板のズレが原因だと考えられるという。その場合、全ての歯にかぶせるマウスピースを使用する。関節円板が正常な位置にある状態で噛みあわせられるよう、顎の位置を調整してマウスピースを装着する。金安院長は「放置すればするほど、歯が削れてしまったり、抜けてしまうなど影響が出てくる。そうなる前に、早期に治療することが大切です」と呼びかける。
次回は「噛み合わせの診断・治療」について解説。
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12月20日