川崎宮前ロータリークラブ第32代会長に就任した 長谷川 洋一さん 馬絹在住 73歳
「記憶に残る1年に」
○…地域で奉仕や青少年育成などの活動を行っている川崎宮前ロータリークラブ(RC)の会長に、7月1日付で就任した。会長職は、7年前に続いて2度目だが、前回はロータリー歴5年目での大役に無我夢中だったといい、今回は「やるべきことはやりながらも、年度が終了するときに会員皆に『今年度は記憶に残る濃い1年だった』と言ってもらえるように頑張っていきたい」と、長谷川色を出した運営を目指す。
〇…仕事のつきあいがあったロータリー会員から入会を誘われたが、「自分には恐れ多いのでは」と一度は固辞。しかし子どもの頃父親が重い病を患い、周囲の人たちに助けてもらったことを思い出し、「RCで奉仕を行うことで世間に恩返しができたら」と思い入会した。1度目の会長の折、東日本大震災が発生した。その時クラブはちょうど創立25周年で記念事業用に予算を確保していたが、震災直後にそれを全額被災地のRCを通じて寄付した。「先輩たちが記念事業よりも大事なことだと後押ししてくれたおかげで、発生後3日に送金できた。人情味を感じた」としみじみ。
〇…現在はケミカル製品を製造・販売する会社の代表取締役を務める。ホームセンターなどに製品を卸しているが、最新商品のシールはがしスプレーが「嫌なニオイがしない」と大好評だそうで満面の笑み。しかし過去には都はるみを育てた師匠に付き、歌手デビューもしている。結局売れずにその後水商売などを経て今の仕事に。「人との縁がここへと導いてくれた」と感慨深げ。疲れたときは愛犬の「チコ」が癒してくれるという。
〇…今年度は地区全体でも喫緊の課題という「会員増強」に特に注力する。「RCの魅力は何と言っても会員同士の交流と親睦。仕事にもプラスになるし、人間性も豊かになるはず。そんな仲間に一人でも多く出会えるように、1年間活動していきたい」
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11月22日
11月15日