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デンタルIQを高めよう!その63 噛み合せ第8回 永久歯の数には理由がある! 取材協力/かねやす歯科医院
「歯が1本くらい抜けていても大丈夫」と放置している人も多いが、噛み合せ全体を考えると早めに対処することが大切だ。
かねやす歯科医院の金安秀樹院長は「例えば下の奥歯が1本抜けていると、その隙間を埋めるように両隣、上の歯の位置が徐々にずれていきます。そうなると噛合みせ全体が崩れてしまいます」と話す。
人間の歯には、食べ物を噛み切るための前歯、ちぎるための犬歯、すりつぶすための奥歯がある。
以前は肉食動物と同様に、哺乳類にも犬歯のような山型の歯しかなかったと言われている。これは、人間が進化の過程で狩猟から農耕の生活に変化したことにより、野菜や穀物をすりつぶして食べることができるよう、歯の形も徐々に変化してきたためだという。金安院長は「現在の人間の歯は、犬歯を合わせた前歯が上下で12本、奥歯が16本あります。歯の数で考えると野菜や穀物を中心とした食生活を送ることが健康にも繋がる」と話す。
加えて「歯が1本なくなるだけでも噛む機能が弱くなり、食べ物を丸飲みする状態になってしまう。そうすると消化不良に繋がる」とも。食生活の変化によって歯の機能も変化し、長い歳月をかけて今の噛み合せが出来上がった。全ての歯がそろって初めて「しっかり噛んで消化する」という1つの仕事を果たすことができるという。「それぞれの歯が重要な役割を果たしている。1本だけだからと放置せずに自分の歯を大切にしてほしい」と金安院長。
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12月20日