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デンタルIQを高めよう!その64 噛み合せ第9回 しっかり噛んで認知症予防へ 取材協力/かねやす歯科医院
自分の歯の残存数が少ないとアルツハイマー型認知症の発症リスクが高まるという研究結果がある。70歳以上の高齢者を対象に調査を実施したところ、アルツハイマー型認知症の人の歯の本数は健全な人の3分の1程度だったという報告もある。
かねやす歯科医院の金安秀樹院長は「歯の本数が少ない人のアルツハイマー型認知症のリスクは約3倍と言われている。予防のためにも抜けてしまっている歯は放置せず、治療で補っていくことが大切」と話す。
自分の歯でしっかり噛むことが脳の活性化に繋がるという。歯を支える骨と歯の間にはクッションの役割を果たしている歯根膜という組織がある。食べ物を噛んで食べる際には、温かさや冷たさ、硬さ等の情報を歯根膜から三叉神経を通して刺激として脳に伝えている。「よく噛んで食べることで脳に刺激がいく頻度が高くなる。歯の本数が少ないということはそれだけ脳に伝わる刺激が減少し、脳の委縮につながる」と金安院長。
また、噛む際には口周りや顎の筋肉をたくさん使うため、脳への血流量も増加するという。こうしたことからも、自分の歯でしっかり噛むことの大切さがわかる。さらに、歯の欠損や噛み合せ不良でしっかり噛めていないと記憶能力や空間認識能力などが衰えるという報告もある。金安院長は「認知症予防のためにも、自分の歯を大切にして長く残してほしい。噛み合せを整えることが歯を守ることにも繋がります」と話す。
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12月20日