地域の居場所作りを目的に、宮前区でコミュニティカフェを運営する24の個人や団体が加盟する「みやまえカフェ連絡会まいcaféみ〜や」(川田和子代表)が6月に発足した。個々の活動の情報共有を進め、課題解決やカフェの普及を図ることが狙いだ。21日に開いた会合から本格始動した。
コミュニティカフェとは、地域の中で住民らが集い交流できる「たまり場」「居場所」となる場。少子高齢化が進む中で、誰もが住み慣れた街で暮らし続けるため、住民の居場所作りの一環として区内でも多数の団体が精力的に取り組んでいる。
宮前区社会福祉協議会によると、現在区内に49カ所のカフェがあるという。運営は市民団体や個人、自治会、町会、社会福祉協議会、地域包括支援センター等が担い、内容や参加者も様々だ。
一方でカフェ同士の交流は希薄で、「参加者が増えない」「歩いて行ける場所にカフェがない」「運営方法が分からない」といった課題を相談する場がなかった。
運営者同士で情報交換や交流を図ることで課題解決に繋げようと、今年6月「みやまえカフェ連絡会まいcaféみ〜や」が発足。現在は49カ所のカフェのうち、24団体が加盟している。9月21日には第2回目の会合を区役所で開き、活動を本格始動した。この日は11月に行われる「みやまえ福祉フェスティバル」への「カフェ」出店に向け、内容を協議。同連絡会の認知度を高めるとともに、子どもから高齢者まで広く「カフェ」を体験し、楽しんでもらおうと意見を出し合った。
今後は年4回程度、定例会を開催し事例発表などを通してカフェの形や運営費などについて検討していくという。
鷲ヶ峰西住宅自治会の会長を務め、自身もカフェ「おしゃべり広場」の運営などに尽力する川田和子代表は「活動を広く知っていただき、加盟者を増やしていきたい。皆さんに参加していただくことで居場所作りが進んでいく」と話す。
同連絡会では随時加盟者を募集している。問合せは事務局(区社協)【電話】044・856・5500。
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