神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2019年2月1日 エリアトップへ

ひまわりサロン 被災者ら、新たな門出 8年の支援に区切り

社会

公開:2019年2月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
再会を喜ぶ参加者ら
再会を喜ぶ参加者ら

 東日本大震災の被災者らが入居する宮崎台の公務員宿舎で開かれていた支援拠点「ひまわりサロン」(運営/ようこそ宮前区へ実行委員会)が先月26日の解散式をもってその役目を終えた。2011年から日用品の提供や情報提供を通して支援を続け、被災者らの憩いの場にもなっていたが、入居者が減ったことを機に区切りをつけた。

 民生委員や地区社協、子育てグループらの手で運営してきた「ひまわりサロン」。当初30世帯程が入居していた宿舎も、現在は4世帯のみとなった。

 解散式には同サロンに通っていた8人の被災者や20人以上の運営メンバーが参加。転居した人も訪れ「元気だった?」と声を掛け合い、再会を喜んだ。運営に携わってきた目代由美子さんは「解散というよりは卒業。皆さん新しい生活基盤ができてきた証拠」と話す。式では宮崎中合唱部が復興支援ソングなどを披露し、新たな門出を祝った。

 福島県南相馬市から避難してきた本間恒子さん(81)はひ孫を連れて会場を訪れた。「この子(ひ孫)が生まれて1カ月で家が流された。振り返ると辛いが、サロンで支援していただき救われた」と話す。宮城県石巻市で被災し、現在は東有馬に住む溝渕ウメ子さん(76)は「地域のお祭りにも参加させてもらった。いただいた物を今も大切に使っている」と感謝する。

 今後も宮前区で暮らし続ける人も多い。目代さんは「忘れないことが一番の支援。困りごとがあればいつでも相談してほしい」と話した。

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

宮前区 有償ボランティア説明会 開催

1/18㈯、2/10㈪、3/10㈪に開催。会場は宮前市民館第2会議室(4F)

https://www.fukushi-club.net/

<PR>

宮前区版のトップニュース最新6

「お腹いっぱい食べて」

「お腹いっぱい食べて」

向丘地区で子ども食堂

12月20日

「カスハラ」方針を制定

セレサ川崎

「カスハラ」方針を制定

県内JAで初

12月20日

宮前平道場4人が全国V

極真空手

宮前平道場4人が全国V

丁寧な指導と家族の力で

12月13日

食用花の栽培に挑戦

20代続く農家 森さん

食用花の栽培に挑戦

「新しい農業の形」発信

12月13日

県代表、宮前区から3人

全国対抗中学バレー

県代表、宮前区から3人

全国の舞台で健闘誓う

12月6日

学校給食を値上げへ

市教委

学校給食を値上げへ

年約9千円の負担増

12月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月13日0:00更新

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook